患者様にはインプラントを出来るだけ長く使って頂きたい。この思いを実現するためにアルファタイトインプラントは開発されました。インプラントボディ・アバットメント・ネジの破折が無いよう徹底的にこだわっています。世界最高レベルのオッセオインテグレーションを有し、長期安定な嵌合形態を持ち、コストパフォーマンスに優れた新しい時代のインプラントです。
アルファタイトインプラントは長期咬合に耐える、安定した嵌合システムが最大の特徴です。アバットメントとの嵌合部分に上から5°モーステーパー部、インターナル6角部、茶筒嵌合部を持ち、DM(ダブルモース)と呼ぶ嵌合形態を持っています。
この嵌合は、モーステーパー部で咬合圧を受け取ると同時にマイクロムーブメントを抑え、独立した精度の高いインターナルHEX部で回転防止機能を持たせ、茶筒嵌合部で側方圧に対するズレを軽減する事を目的としています。
一度、手にとって頂くと吸い付くような嵌合状態を実感できます。
アルファタイトインプラントの骨内表面は、最終的にリン酸カルシウムを主原料としたセラミクス研掃材でブラスト処理を施した後、可能な限り物理的方法で研掃材の残渣を除去しています。
ブラスト処理によりチタン表面を粗面にした表面構造を持つインプラントは、広く臨床応用されています。安定したインテグレーションを早期に獲得する為に独自の工夫を重ねています。
粗面にした清掃度の高いチタン表面をむき出しにして、骨とのアンカリング効果を上げることが目的ですが、アルファタイトインプラントの場合、表面の粗さRaをおよそ15ミクロン程度にしています。組織標本からも極めて高い骨接触率を持つことが明らかになっています。
フィクスチャー骨内表面
ヒト下顎の組織標本(7年5ヶ月後)
ヒト上顎の組織標本(6年2ヶ月後)
フィクスチャーの歯肉貫通部は、清浄性を考え鏡面に近い方が良いのか、あるいは骨内に位置する場合も考え、マイクロスレッドのような構造が良いのか。これまで色々議論されてきました。
アルファタイトインプラントでは、メタルスレッドと呼ばれるマシンドサーフェースを採用しています。凸凹約30ミクロンの一定な旋盤目で表面形成を行い、骨内に位置しても、歯肉貫通部に位置しても問題のない比較的フラットな表面です。