それでも入れ歯はいやという方へ
歯を抜くと顎の骨が吸収して骨の量が少なくなります。そのため、そのままでは、インプラントを入れる骨の幅も高さもなくなってしまう場合があります。
骨が吸収してもインプラントで治療がしたいという方は、増骨手術をすることになります。骨のないところに骨を作る手術です。GBR法とも呼ばれています。
例えば、上の奥歯の無い方の場合,骨のない部分に人工の骨を作ってからインプラントを入れる事があります。特に副鼻腔までの高さがない場合が多く、副鼻腔内に骨を作る必要がある場合があります。(この部位での増骨方法を術式でソケットリフトとかサイナスリフトと呼んでいます。)
通常のインプラント治療より10年の予後が10%程悪く80%程の生存率という報告もあります。
特に顎の骨が4ミリ以下の場合成功率が下がります。
ただ、鼻のアナの中の空洞は通常骨を作りやすい空間のためしっかりと骨ができてその後吸収しないようになっていればインプラントの安定もよい物となります。
ソケットリフト法に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させていただいております。クリックしてご覧ください。
ソケットリフトの詳しいページ

歯周病や虫歯を放置してしまった場合には、歯の周囲の骨がなくなってしまうことが良くあります。
こういった場合は、無くなった骨を作る必要があるかもしれません。
~骨を作る治療についての注意~
インプラント治療を行う際に骨がないとインプラントができない場合があります。
上顎の骨がない場合に行うソケットリフト法で骨を作る場合、治療費は保険外診療となります。料金は5万5千円(税込み)となります。サイナスリフト法を行う場合は16万5千円(税込み)かかります。骨の状況によって治療法や料金が変わります。
また、上下顎共に、骨の幅を増やす方法や、高さを増やす方法などもありますが、保険外診療となります。骨の状況によって料金が変わります。
また、インプラントの料金は、別途かかります。
本日のブログまとめ
やっぱり入れ歯はイヤという方へ
歯を抜いた後、「入れ歯を入れたくない」「しっかり噛めるインプラント治療をしたい」とお考えの方は多いですが、歯を抜いた後の顎の骨の状態によっては、そのままではインプラントを入れられない場合もあります。
歯を抜くと顎の骨は減少してしまう
歯を抜くと、その部分の顎の骨は時間とともに吸収され、骨の量が減少します。 特に歯を抜くからしばらく経過すると、インプラントを埋め込むための骨の幅や高さが十分でなくなることがあります。
骨が少なくてもインプラント治療を希望される方へ
✅増骨手術(GBR法)を行うことで、骨の少ない部分に新しい骨を作ることが可能です。
✅GBR法(Guided Bone Regeneration)は、人工骨や自家骨を使用し、インプラントを支えるだけの骨を作る手術方法です。
上の奥歯がない場合の増骨治療
上顎の奥歯がない場合、骨の高さが足りないことが多く、副鼻腔(上顎洞)内に骨を作る処置が必要になる場合があります。この方法には、次のような手術法があります。
🔹ソケットリフト:比較的骨が残っている場合に行う、負担の少ない骨増骨法。
🔹サイナスリフト:骨の高さが異常に不足している場合に行う、より大規模な増骨手術。
インプラント治療の成功率とリスク
一般的なインプラント治療と比較すると、増骨を伴うインプラント治療では、10年後の生存率が約10%低く、80%程度という報告もあります。 特に、顎の骨の厚みが4mm以下の場合、成功率が低下する傾向があります。
しかし、副鼻腔(上顎洞)の空間は骨を作りやすい環境のため、増骨治療後にしっかり骨ができれば、インプラントの安定性もあります。
神田ふくしま歯科では、骨の少ない方へのインプラント治療もご相談可能です
「歯を入れるのではなくインプラントにしたいが、骨が足りないと言われた」という方も、まずはご相談ください。増骨手術の適応を含め、患者様に最適な治療プランをご提案いたします。
ただいまインプラント治療を希望される方に無料カウンセリングを行っております。無料カウンセリングにて治療方法のご説明、お見積りのお渡しをいたします。
インプラントなどの治療の無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F スターバックス上
JR神田駅北口より徒歩1分 (東京駅の隣の駅です。)
0120−25−1839
03-3251-3921
FAQ:入れ歯に抵抗がある方へのインプラント治療について
Q:歯を抜いた後、すぐにインプラントを入れることはできますか?
A:顎の骨の状態によります。歯を抜いた後、骨が吸収されるため、骨量が不足している場合はすぐにインプラントを入れることが難しくなります。
Q:歯を抜いた後に骨が減少するのはなぜですか?
A:歯を抜くと、その周囲の骨は徐々に吸収されて骨量が減少します。特に抜歯後、時間が経つほど骨が不足し、インプラントを支える骨の幅や高さが足りなくなることがあります。
Q:骨が少ない場合でもインプラントは可能ですか?
A:はい、GBR法(Guided Bone Regeneration)という増骨手術を行うことで、人工骨や自家骨を使用して骨量を増やし、インプラントを入れることが可能になります。
Q:上顎の奥歯部分の骨が不足している場合の対処法は?
A:上顎の奥歯は骨が特に不足しやすいため、副鼻腔(上顎洞)内に骨を増やす処置が必要になる場合があります。具体的には、比較的骨が残っている場合はソケットリフトを、骨の高さが非常に不足している場合はサイナスリフトという手術を行います。
Q:増骨を伴うインプラント治療の成功率はどの程度ですか?
A:増骨を伴うインプラント治療の成功率は一般的な治療より約10%低く、10年後の成功率は約80%程度とされています。特に骨の厚みが4mm以下の場合は成功率が低下する傾向があります。ただし、副鼻腔(上顎洞)は骨の形成が比較的容易であるため、増骨が成功すればインプラントは安定します。
Q:骨が少ないと診断されましたが、インプラント治療を諦めるべきですか?
A:いいえ、諦める必要はありません。神田ふくしま歯科では、骨が不足している方へのインプラント治療や増骨手術のご相談も積極的に承っています。患者様の状況に合わせた最適な治療プランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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