前歯にインプラントを行う事は審美的な問題を起こしてしまうリスクの事も考慮して行う必要があります.つまり、前歯にインプラント治療を行ったあと、歯周病などにかかってしまうと、歯茎が下がってインプラントの金属が露出してしまって見た目が非常に悪くなってしまう事があります.
前歯がない場合、インプラントを入れるには骨の量が足りない事がよくあります.骨を増骨してインプラントを行ったケースなどでよく歯茎が下がってしまう場合があります.歯茎が下がってしまったインプラントの歯茎は治せる場合もありますが、下がってしまった歯茎に合わせて長い歯が入ってしまっている患者様を良くお見かけします.
インプラント周囲の骨が2ミリあると歯茎が下がりにくいのですが,骨の厚みを確認するためにCTを撮影して厚みを確認する事は必要です.
骨の厚みが無い場合は増骨法を使用して骨の厚みを増す事も可能ですが,人工の骨は時間とともに吸収して薄くなる事も知られておりますので、安定的な結果とはならない可能性もあります.
インプラントを前歯に入れる場合は審美的な問題が起こる可能性がある事をふまえて選択される方が良いと考えております.たとえ両隣の歯を削ったとしてもブリッジ治療の方がインプラント治療より審美的なリスクが少ないため骨のない場合はブリッジを検討されるようお勧めしております.
インプラント部分の歯茎が下がった場合の治療に関しては下記のリンクページに詳しく記載させていただいておりますので、クリックしてご覧ください.
インプラントの歯茎が下がった場合のページ
インプラントの歯茎の御相談は無料カウンセリングも行っておりますので、ご利用ください.無料カウンセリングでは治療方法のご説明と治療のお見積もりのお渡しをいたします.
無料カウンセリングお問い合わせ
神田ふくしま歯科
東京都千代田区神田鍛冶町3−2−6F スターバックス上
03−3251−3921
0120−25−1839
〜CT撮影の注意〜
CTの撮影は保険外診療となります。当院では、上下片側の撮影で5千5百円(税込み)の料金をいただいております。
~インプラントの注意~
また、インプラントは保険外診療となります。インプラントの種類などによって料金がかわります。通常インプラントは、3つの部分に分かれており、人工歯根1本あたり11万円(税込み)~土台(アバットメント)2万2千円~、上部構造5万5千円~の料金となります。奥歯のインプラントを行う場合は18万7千円(税込み)~となります。白い歯にする場合や、土台をジルコニアにする場合、人工歯根を高級なものにする場合など料金がかわります。
前歯のインプラントに関するFAQ
Q1. 前歯にインプラントを入れるとどんなリスクがありますか?
A. 前歯にインプラントを入れた後に歯周病などで歯茎が下がると、金属部分が露出して見た目が悪くなるリスクがあります。特に審美的な影響が大きいため、慎重に検討する必要があります。
Q2. 前歯のインプラントで歯茎が下がりやすいのはどんなケースですか?
A. - 前歯の欠損で骨の量が不足している場合
-
増骨を行ってインプラントを入れたケース
こうした場合に歯茎が下がってしまうことがあります。
Q3. 歯茎が下がった場合、治すことはできますか?
A. 歯茎の再生治療などで改善できる場合もあります。
ただし、歯茎が下がった状態に合わせて不自然に長い歯が入ってしまうケースもよく見られます。
Q4. インプラントが安定するために必要な条件はありますか?
A. はい。インプラント周囲に2ミリ以上の骨があると歯茎が下がりにくいとされています。そのため、事前にCTで骨の厚みを確認することが重要です。
Q5. 骨が薄い場合はどうなりますか?
A. 増骨法で骨を補うことは可能ですが、人工の骨は時間とともに吸収されて薄くなることもあり、安定的な結果にならない可能性があります。
Q6. 骨が少ない場合、インプラント以外に選択肢はありますか?
A. はい。ブリッジ治療を検討するのも一つの方法です。両隣の歯を削る必要はありますが、インプラントに比べて審美的なリスクが少ないため、骨が不足しているケースではブリッジをお勧めすることがあります。
📍 まとめ
前歯のインプラントは見た目に大きな影響を及ぼすため、骨の量や歯茎の状態を十分に確認し、ブリッジなど他の選択肢も含めて検討することが大切です。
👉 前歯の治療方法に迷っている方は、まず歯科医院でCT検査と専門的なカウンセリングを受けることをおすすめします。